数々の作品にご出演され、人気沸騰中の俳優である桜田通さん。
今回は「声優」として『異世界でカフェを開店しました。』に参加いただきました。
ここでしか聞けない、色々なお話を伺いました。
——まずは、原作『異世界でカフェを開店しました。』の印象を聞かせてください。
桜田:タイトルを見た時、「食材にはスライムを使うのかな……」とRPGのような異世界を想像していました(笑)
——そういった感想も読者の方からいただくことがあります! 実際に読んでみていかがでした?
桜田:地球の美味しい料理がたくさん出てくるし、登場する精霊さんも、割と人間に近いんですよね。 だから、イメージもしやすかったし、共感できる部分も多かったです。
「頑張って料理をしていきたい」「人をもてなしたい」という、人間の素敵な部分は異世界でも同じなんだなと思いました。 あとはやっぱり、キャラクターたちがカッコ良くて可愛いし、目の保養にもなりました!
——ありがとうございます! 魅力的なキャラクターが多い中で今回、桜田さんに演じていただいたのは、 物語の舞台であるフェリフォミア王国の王太子「エドガー」でした。演じる前と後で、エドガーの印象は変わりましたか。
桜田:演じてみて印象が変わった、というよりは僕が変えちゃったのではないかと……。 僕の中の「理想のエドガー」はもっと優しくて、気品溢れる「王子様」というイメージでした。 でも、僕が演じるうちに年齢の割には少し幼い感じが出て、落ち着いた王子様というよりも、「男の子」の部分も垣間見える王子様になったかな。
……だから、それが良いのか悪いのかすごく不安です。
——普段は王太子としての役割を完璧にこなすエドガーですが、彼の素の表情を出していただけたのはとても良かったです!  俳優として、普段からご活躍されている桜田さんですが、今回は声優として、エドガーを演じてみていかがですか。
桜田:「声だけで演じる」ことの難しさは予想していたんですが、演じてから改めて「こんなに難しいんだ」ということを実感しました。 「声優」という言葉自体、「声」という文字が使われていますよね、「俳優」と違って。まさにその通りだなと、収録を通して思いました。
——声で演じることの難しさを実感されたんですね。
具体的に「こういった場面が難しい」と感じた部分はありますか。
桜田:例えば、怒るシーンを撮影するとき、僕みたいな俳優は、身振り手振りを使ったり、大きな声を出して怒鳴ったり、 体全部を使って「怒る」を表現します。僕の演技を見てくれるお客さんたちも、僕の全部を見て「この人は怒っているんだ」と感じてくれる。 でも、声優さんは「声」だけで「怒る」を100%表現しないといけない。
もちろん、収録中は体全体に力を入れたり、足の幅を広く取ったり全身を使っているのかもしれないけれど、 その演技がお客さんへ届く時は「声」だけになっている。その表現は、普段やっている俳優業と明らかに違う点なので、 すごく難しかったです。
——桜田さん自身は「難しかった」という印象が強いようですが、 スタッフからは、収録中にもどんどんコツを掴んでいたように見えました。
桜田:演じていた自分はとにかく一生懸命だったので、コツを掴めていたかは分からなかったですが…… 聞いていてくださった方がそう思ってくださったなら嬉しいです!
——皆さんに、桜田さんのエドガーをお届けする日が楽しみですね! ところで、ゲームも原作も、 カフェを中心に物語が展開しますが、桜田さんお気に入りのカフェメニューはありますか?
桜田:カフェでもお肉料理が食べたくなるので、ハンバーグや生姜焼きが好きです。 あ、パスタも好きです! 特にアラビアータが本当に大好きです!
——アラビアータというと、辛いものがお好きなんですね?
桜田:はい、でも辛いものだけじゃなく、甘いものもいけますよ。カフェっぽいデザートだと…… ティラミスとか、あ! ミルクレープをこの前食べたのも思い出しました。
——原作でも、スイーツ男子が多く登場するんですよ! 飲み物でお好きなものはありますか?
桜田:ミネラルウォーターがあればそれを頼みますね。本当はジャスミン茶が好きなんですが、 あんまりカフェにはないんですよね……。
その時はアイスティーを飲みます。コーヒーはあんまり飲まないです。
肉とか甘いものが好きで、コーヒーは飲まないって、まだまだ子供っぽいんですよね(笑)
——エドガーも大人っぽく見えて、ハンバーグが好きなところは桜田さんとの共通点ですね!
カフェといえば、カフェ・おむすびの店長であり、原作の主人公・リサは地球でOLをしていました。 もし、桜田さんが異世界へトリップをしたら、何をやってみたいですか?
桜田:友達・知り合い・マネージャーに連絡したいです!
——それは……(笑)
桜田:きっとできないですよね、SNSも更新できないですよね(笑)その時は、しょうがないなってなるかな。 それから、まずは異世界の法律を誰かにちゃんと確認する。
この世界でして良いこと、して悪いことを確認して住む覚悟を決めたい。 「異世界」なわけだから、この世界は地球と何が「異なっている」のか完璧に知りたいです!
——すごく知的な回答ですね! 異世界でやってみたい職業はありますか?
桜田:やっぱり、今の自分に近い職種があれば、それをやりたい。 もし劇場があったら、そこで役者を始めますかね。リサさんみたいに、 OLからカフェの店長にガラッと方向転換することは、僕はできないかなぁ。
あとは、もともといた世界(地球)にいた頃の自分の伝記を書いて、一発当てます!  地球での体験はきっと興味を持ってもらえると思うから、売れると思うんですよね。
——現実的な発想ですね(笑)
桜田:異世界っていう、ファンタジーな場所だからこそ、地に足をつけて、より現実的に生きていきたいですね。
僕、普段生きているこっちの世界では役者っていう夢を追いかけてますから。異世界ではちゃんと生きなきゃなと思って(笑)
——現実の世界では夢を追いかけ、夢のような異世界では現実を見つめる。 桜田さんならではのユニークなお答えでした。それでは最後に、 原作ファンの方々へメッセージをお願いします。
桜田:新人声優の桜田通です。もともと作品を好きだった方々にとっては、 心の中に「エドガー」がいると思います。今回、自分でも色々と考えて演じさせていただいた結果が、 皆さんに聞いていただく声になります。
エドガーの優しいところや、普通の人ではなく 王子という気品のあるイメージを、僕の中で膨らませて収録させていただきました。
普段、僕は今まで俳優をやってきたんですけど、そこを抜いて、エドガーの声をやっている1人の人間として、 この声が皆さんに届いて、「良いな」「エドガーってこんな感じだな」と少しでも思ってもらえたり、 エドガーというキャラクター自体を好きになってもらえたりしたら、それが一番嬉しいです。
僕のことではなく、エドガーのことを愛して、この作品のことを愛してください。よろしくお願いします。
——熱いメッセージをありがとうございました!